新バージョン3.2は、人的リソースが限られた企業においても何が重要なセキュリティイベントであるかを理解し、適切な意思決定につなげる支援をします。
テキサス州アーヴィングおよび台湾・台北、2025年3月18日 – サイバーフィジカルシステム(CPS)セキュリティのリーダーであるTXOne Networksは、エンドポイント保護をより包括的な検出および対応機能へと強化した「Stellar」のバージョン3.2を発表しました。Stellarは、OT(Operational Technology)環境における脅威ハンティングと検出のプロセスを簡素化し、従来のIT向けEDR(Endpoint Detection and Response)ソリューションがOTの運用や生産性に与える影響を克服する設計となっています。OT環境向けに特化して設計されたStellarは、システムの安定性を損なうことなく効果的なセキュリティを実現します。
TXOne NetworksのCEOであるテレンス・リュウは、次のように述べています。
「EDRソリューションによく見られるアラート疲れは、OTセキュリティにおいてさらに深刻化する可能性があります。OTデバイスのコンテキスト情報が不足しているため、セキュリティチームが警告に圧倒されることがあるのです。例えば、自動化スクリプトが、かなり前に修正されたはずの古いログイン認証情報を使用している場合、EDRソリューションはそれを異常として検出することがあります。そのため、OTデバイスのコンテキスト認識は非常に重要です。Stellar バージョン3.2は、デバイスの状態をより明確に可視化し、無害な異常を除外するのが容易になります。これにより、セキュリティインシデントの調査をより効率的にします」
Stellarが提供する資産特有の挙動情報を含む包括的な資産情報により、適切で迅速なセキュリティ対応が可能に
- 状況認識:
Stellarの行動分析により、デバイスの挙動を中央管理のもとで確認し、セキュリティ侵害による運用上の混乱が発生する可能性を評価できます。 - 強化されたアセットベースライン生成:
Stellarの機械学習にネットワーク動作学習が統合され、包括的な資産の挙動が学習できるようになります。これにより、セキュリティチームが異常を調査したりセキュリティポリシーを強化したりする際の不確実性が軽減されます。 - 影響リスクのスナップショット:
新インターフェースで、潜在的に侵害されたアセットの監視が可能となり、関連アクティビティやイベントの傾向を表示して被害の範囲を迅速に把握できます。
Stellarは、産業制御システム(ICS)およびその他のOTデバイス向けに特化したエンドポイント保護ソリューションです。約40,000種類のOTアプリケーションを識別し、TXOne NetworksのCPSDR(Cyber-Physical System Detection and Response)技術を搭載。これにより、レガシーシステムおよび最新のWindowsシステムをサイバー攻撃や不正なシステム変更から保護します。