ランサムウェアやサイバー攻撃によるサプライチェーンおよび重要インフラの混乱で、2023年はOTセキュリティへの注目が高まることがTXOne Networksとフロスト & サリバンの共同調査で明らかに
アービング（米国 テキサス）、台北（台湾）2023年2月28日 –インダストリアルIoT（IIoT）セキュリティのグローバルリーダーであるTXOne Networks（本社：台湾台北市、CEO：テレンス・リュウ、日本支社：東京都渋谷区、以下 TXOne）は、サプライチェーンおよび重要なインフラ資産に対する破壊的なランサムウェアによる恐喝や攻撃が増加している現状を解説した、2022年版の年次レポートを発表しました。無料でダウンロードできる「Insights Into ICS/OT Cybersecurity 2022（OTサイバーセキュリティレポート 2022～日・米・独のOTセキュリティ責任者300名を対象とした実態調査からの考察～）」では、オペレーショナルテクノロジー（OT）と情報テクノロジー（IT）の統合、規制の強化、世界的な保護貿易主義の高まり、OT環境への攻撃で生じ得る損失についての認識の高まりといった、産業用制御システム（ICS）セキュリティ分野における推進要因を詳しく考察しています。
フロスト & サリバンと共同で制作された「OTサイバーセキュリティレポート 2022」は、日本、米国、ドイツなどの世界の製造先進国のさまざまな組織に属する300人の経営幹部、ディレクター、マネージャーを対象とした調査に基づいて作成されました。本レポートでは、OTにおける最新の脅威動向を詳細に分析し、組織が活用しやすいOTのサイバーセキュリティに対する実践的なアプローチや実用的な情報を提供しています。
サイバーセキュリティという点において、テクノロジーは予測できないほどのペースで飛躍的に進化しているため、攻撃者の脅威が悲惨な現実を引き起こすまで、わずかな時間しかないのかもしれません。そのため、TXOneは、2022年に発生したOTセキュリティ関連の出来事について多層的に調査を行い、その調査結果を「OTサイバーセキュリティレポート 2022」にまとめました。
2022年に新たなランサムウェアが出現したことを受け、研究者は、昨年における脅威動向の変化に関する調査を行いました。Black Basta、Pandora、LockBit 3.0などのRaaSを活用したランサムウェアは、製造業、エネルギー産業、農業、保険医療といった重要産業、特に自動車業界に対して重大な影響を与える多面的な恐喝戦略を用いており、その状況は継続すると考えられるため、OTに特化したタスクフォースやソリューションの必要性が急速に高まっています。
本レポートは、地政学的な緊張の高まりが続いていることから、サイバーセキュリティが国家の法律になりつつあり、迫りくるグローバルな脅威に対するサイバーセキュリティ防衛を強化する政府の規制についても言及しています。さらに、TXOneは、あらゆる業種がOTに特化したセキュリティ投資を増加させている市場要因に加え、各組織がいかにOT予算を拡大し、幅広く導入準備を進めているかについても解説しています。これらすべての要因の分析結果や、こうした要因がこれまで、そして今後においてOTサイバーセキュリティの全体像をどのように構成していくのか、詳細はこちらをご覧ください。
TXOneの最高経営責任者（CEO）のテレンス・リュウは、次のように述べています。「ICS/OTには、設計上の多くの制約があります。そうした状況のもとでセキュリティの問題に対処するには、ITのアプローチを再利用するのではなく、独自のソリューションが必要です。ICS/OT向けのOTネイティブなサイバーセキュリティは、主流になりつつあります。ICS/OTが時と共に発展するにつれ、IIoT、ハイブリッドクラウド、5Gネットワークといった新たなテクノロジーの導入は増え続けていくでしょう。先見性のあるソリューションプロバイダーは、そのような将来に備えているのです」
TXOne Networks の「OTサイバーセキュリティレポート 2022」は、こちらからダウンロードできます。
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TXOne Networksについて
TXOne Networksは、「OTゼロトラスト」のコンセプトに基づき、OTネットワークと重要保護資産をリアルタイムな多層防御で保護し、産業制御システムの信頼性と安全性を確保するサイバーセキュリティ・ソリューションを提供します。また、大手製造業や重要インフラ事業者への多くの実装経験から得た知見を活かし、OT環境特有のサイバーセキュリティの課題解決に貢献する、実用的で運用に適した製品・ソリューションの提供を目指します。
