シリーズB+の資金調達により、グローバルメーカーから1,800万米ドルを追加獲得、産業制御システムに対するサイバーセキュリティの導入を加速
台北(台湾)2022年12月22日 – 生産性の向上やサプライチェーンの強靭化を目的として、あらゆる産業でスマートマニュファクチャリングが拡大し続ける中、産業用制御システムにおけるサイバーセキュリティへの関心も高まり続けています。 産業用セキュリティのグローバルリーダーであるTXOne Networks Inc.(本社:台湾台北市、CEO:テレンス・リュウ、日本支社:東京都渋谷区、以下TXOne)は本日、台湾信義区の中心地区にOTセキュリティ Executive Briefing Center(読み:エグゼクティブ・ブリーフィング・センター。以下EBC)を設立することを発表します。これは、市場の強い要望に応えるため、台湾トップクラスのテクノロジー製造業とサイバーセキュリティのコアコンピタンスを組み合わせ、顧客がより優れた産業用サイバーセキュリティを構築できるよう支援するものです。 またEBCは、政府や学術機関と産業制御システムやセキュリティ分野で世界をリードする企業との交流を促進します。TXOneは、市場環境の低迷にもかかわらず、今回発表するB+ラウンドの資金調達において、大手グローバル電機メーカー2社に採用され、拡大する市場規模とビジネスチャンスに対応するため、1800万米ドルの追加投資を獲得しました。
OTセキュリティExecutive Briefing Centerを設立、産業制御サイバーセキュリティ人材を積極的に採用
2019年の創業からわずか3年で産業制御サイバーセキュリティのグローバルマーケットリーダーとしての地位を確立したTXOneは、本日台北信義区にOTセキュリティExecutive Briefing Centerを正式に開設しました。このセンターは、アジア太平洋地域におけるOTセキュリティのデモンストレーションサイトとして、台湾および日本、中東、アフリカの顧客が産業制御システム(ICS)とOT環境の保護のベストプラクティスを紹介する施設であるとともに、様々な業界リーダーやサプライチェーン・メーカーが、国際的視点で貴重な知見を共有できるプラットフォームとして機能します。TXOneによるOTセキュリティExecutive Briefing Centerの設立は、世界市場において、より多くの優れたICS専門家を育成し、世界のICS業界のセキュリティレベルの底上げとその牽引を担うことも期待されています。
グローバル企業から1800万米ドルのB+ラウンド投資を追加獲得
国際情勢が引き続き地政学やインフレの影響を受けていることにより、国家レベルのハッカーは重要インフラを狙い、サイバー犯罪者集団もより多くの資金を求めて産業制御領域に目を向けています。世界の産業用制御機器市場におけるサイバーセキュリティの需要は依然として高く、産業用制御システム業界におけるサイバーセキュリティの導入はより一層急務となっています。このような市場環境の中、TXOneは、今年8月のBラウンドの資金調達で台湾のサイバーセキュリティ業界において前例のない7000万米ドルの投資を受けました。今回のB+ラウンドでは、世界有数の電機企業2社から1800万米ドルの追加投資を受け、デジタル変革の各段階で産業制御システムに対するセキュリティ導入を加速していきます。
TXOneのCEO、テレンス・リュウ博士は、次のように述べています。「TXOneは設立以来、革新的な技術を駆使して、複雑かつ特有な産業制御システムにおける脅威と戦うグローバル企業を支援し、デジタル変革のプロセスで成功を収めてきました。今年、TXOneは再びグローバル企業の注目を集め、投資を拡大しました。これはTXOneの発展の勢いを裏付けているだけでなく、最先端の産業制御システム向けサイバーセキュリティ技術とサービスの継続的な開発に加え、将来的に業界全体の繁栄を共有する責任を担うことを可能にするものです。OTセキュリティEBCの設立は、台湾と世界の顧客に、より貴重な経験と情報交換の機会をもたらし、産業サイバーセキュリティ環境の強化に貢献するものと確信しています」
MIHオープンEVアライアンスのCEOであるJack Cheng氏は、次のように述べています。「MIHのミッションは、オープンなEVエコシステムの推進、キーテクノロジーの実装、業界標準の推進、イノベーションの加速にあります。戦略的パートナーであるTXOneは、多くの国際的な自動車メーカーにセキュリティを提供してきた実績があります。TXOneが自動車メーカーのスマートファクトリーのサイバーセキュリティに貢献することを喜ばしく思うだけでなく、エコシステム全体におけるサイバーセキュリティの完全な実装のベンチマークとして、同社の新しいOTセキュリティEBCのインパクトに期待しています」
デロイトのエグゼクティブ・バイスプレジデントである簡宏偉氏は、次のように述べています。「今後、スマートマニュファクチャリングが企業の競争力になることは間違いありません。OTとITが衝突し融合する中で、サイバーセキュリティの懸念を軽減することが第一に求められます。その際、TXOneのように産業制御業界を真に理解し、OTとITのセキュリティとリスクマネジメント全般について、より高い見識を提供してくれるサイバーセキュリティパートナーが必要です。TXOneが台北にOT セキュリティEBCを設置したことは喜ばしいことであり、アジアの企業がグローバルトップを超える力をつけるために、より深いコラボレーションができることを期待しています」
TXOne Networksについて
TXOne Networksは、「OTゼロトラスト」のコンセプトに基づき、OTネットワークと重要保護資産をリアルタイムな多層防御で保護し、産業制御システムの信頼性と安全性を確保するサイバーセキュリティ・ソリューションを提供します。また、大手製造業や重要インフラ事業者への多くの実装経験から得た知見を活かし、OT環境特有のサイバーセキュリティの課題解決に貢献する、実用的で運用に適した製品・ソリューションの提供を目指します。
https://www.txone.com/ja